バリアフリーリフォーム
我が国も高齢化社会を向かえて久しく今後も高齢者は増加していきます。
ところで長生きしても本人が健康でないとつまらない人生になってしまいます。
健康で長生きする為に、『バリアフリーリフォーム』をしてみませんか?
当社は健康維持ができるリフォームを推奨してまいります。
下のグラフは厚生労働省の人口動態調査結果によるものですが、2021年に住宅内で亡く
なった方は交通事故の2636人と比較して5.1倍となり交通事故とは異なり、減少傾向に
歯止めがかかっていない状況です。
【家庭内事故による死亡者の推移(2021年)(出典:一社)ロングライフ・ラボ】
ではこの住宅内での亡くなった方の内訳はどうなっているのでしょうか。上と同じく
厚生労働省の人口動態調査結果からまとめた下記のグラフで確認できますが、圧倒的
に多いのは風呂場等での溺死40%です。次が窒息、3番目が転倒・転落です。
【家庭内の不慮の事故死者数(2021年)(出典:一社)ロングライフ・ラボ】
そして驚くことにこの亡くなられた13352人の87%(約11700人)が65歳以上の方です。
この65歳以上高齢者の事故発生場所を見ると住宅内が最大で全体の74%を占めています。
【出典:国民生活センター 2021年9月高齢者の家庭内事故】
また事故にあった場合のケガによる重症・重篤の割合は65歳未満と比較して65歳以上は4倍
となっています。厚生労働省の令和5年1月介護保険事業状況報告によれば全国の要介護者は
約423万人でそのうち寝たきり(介護4・5)は約68万人となっており寝たきりの原因の
一つである転倒・骨折は全体の12.2%で約8万人超の方が事故による寝たきり状態と考えら
れます。ここから毎年いかに多くの方が住宅内の事故により寝たきりとなられているかが
わかります。
介護が必要になったらバリアフリー工事をという考え方では現状の安全は確保出来ません。
今のお住いを安全・快適にするために、また健康な生活を送るためにも事前の『バリア
フリー』のリフォームを考えてはいかがでしょうか。
当社では「住環境福祉コーディネーター」資格者によるお住いの調査とリフォーム提案を
行っております。
床の段差解消工事
お年寄りが転んで骨折等の事故が多いのが床の段差です、既存床を平らにするのと同時に敷居等の段差でのつまずきを防止する為の工事です。
手摺の取付工事
階段の登り降り、トイレ、浴室など手摺があれば高齢者や障害者でも自分で移動ができます。
階段の昇り降りは一番事故の多い所です。手摺の取付で安心して昇降できます。
浴室の工事
今までの浴室は下の写真のような浴室がほとんどです。
昭和40~50年代に作られた家の浴槽は、皆、タイル張りで作られ入り口は浴室の水が脱衣場に入らないように段差がありました。また、タイルは冷たく浴槽も座って入るタイプが大方を占め小さく膝をたたんで入る物が大勢を占めておりました。賃貸住宅から自分の持ち家に住むようになりその当時はそれでも快適なお風呂だったと思います。内部にバランス式の風呂釜が付いていて、狭い浴室がさらに狭くなっている構造がほとんどです。ガスの事故も多く、空焚きや、沸かしすぎも多かったようです。
車いすでの生活に対応したリフォームの検討も重要です
家のなかで車いすを使って生活するには開口部の幅の拡張、通路の扉の検討(開き戸から引き戸へ)、厨房・洗面台の利用時また入浴の際のスペースの確保、などなど多くの検討課題が出てまいります。快適な生活を送っていくために当社の住環境福祉コーディネーターの提案をぜひ活用してください。